| 苦悩そして、信念の発掘 |
| 2001年7月 約6年勤めた 大手運送会社を退職し、日優犬グループに加盟 日優犬千葉西取次所としてのスタートを切る。 獣医になりたかった私にとって、いずれ必ず,自分自身で、動物に関わる仕事をしていきたいと思っていた。 始めはペットショップも考えたが、どうも、商品のように並べられている子犬達を見ると、かわいそうでならなかった。 本当にこの子達は、幸せになれるのだろうか? そんなに痩せてしまって、ちゃんと食事を与えられているのかい? ふらっと立ちよった買い物帰りの家族連れが子供にせがまれ、店員に勧められるままに、まるでおもちゃを買うかのごとく、引き取られていっているのを見たときには、さすがに幻滅した。 その子は、飽きたら捨ててしまえばいいような、子供のおもちゃじゃないんだ。 あんなに無計画な家族に引き取られて、絶対に幸せになれっこない。 命ある子犬を迎え入れるということは、新しい家族が加わるということではないか? 子犬を飼う側も、また子犬を提供する側も、真剣にその子のことを考えなければいけない。命あるものの一生を本気で考えてあげなければいけない。 だって、彼らには、自分で家族を選ぶことはできないのだから。 そう考え、始めたこの仕事ではあったが、現実は甘いものではなかった。 これまでも、犬の飼育経験は、前に述べた、ジョンに始まり、パグのハル、ミックス犬のカール、そして、2年前にこの世を去った、ヨーキーのビリーと、 しかし、生後間もない子犬を扱うということは、想像以上に、苦難の連続だった。 特に、ブリーダーさんとの付き合い。 犬を飼った経験があっても、犬の病気や健康な犬の見分け方などは、さっぱりだった。もちろん、起業する前に、かなり勉強はした。しかしそれは本の中だけのことであり、実際に通用するものなど、ほとんどなかった。 要は、経験の積み重ねしか通用しないのだ。 その為、欠点のある子犬を渡されたこともあった。 もちろん健康診断の際、それは発覚し、お客様へわたることもなかった。 子犬に関する知識不足から、全くブリーダーさんから子犬を譲ってもらえないことなど多々あった。 そればかりか、全く相手にもされず、電話しただけで断られることなどショッチュウである。 今のように、管理の行き届いた、人間的にもしっかりとしたブリーダーさんのみを選んで付き合うということなど考えられなかった。 何よりもつらかったのは、子犬が、まるで、物を生産するかのように、次から次へと生ませられている現実を知った時だった。 私も始めは、犬を飼っている人には悪い人などいない、みんな、心が温かい人ばかりだと思っていた。 しかし現実は違っていた。 そういう人たちは犬を、商品とかお金としか見ていないのである。 障害のある子や、売り物にならない子などが生まれると全て陶堕していた。 1頭生まれるごとに、この子がいくら、この子でいくら、と、全てお金に置き換えてみているのである。 彼らは、命あるものということなど、これっぽっちも考えていないに違いない。 悔しいのは、当時の私は、そういったことにも気づかず、実際にそういった人達から、子犬を譲り受けていたということである。 その現実を知ったとき、私は度々後悔の念に駆られた。 そして思った。 これからは、とにかく信念を貫こう。 命あるものを本当に愛している方のみとだけ、付き合っていこうと。 それが、子犬たちにとっても、お客様にとっても、本当の幸せが来る近道に違いないと。 そう思い始めて約1年が経ったが、それまで付き合いのあった、100件以上のブリーダーさんと縁を切り、現在では、ほんの数件の方としかお付き合いをしていません。 人間的にもすばらしく、信用できる方に巡り合え、何よりも、皆さんは本当に犬を愛し、生き物を愛し、家族の一員のように、愛情を持って子犬を育てていらっしゃる方ばかりである。 そんなこんなで今に至るわけですが、今後も今以上に、子犬たちの幸せを考え、そして飼い主様たちの喜びを考えながら、さらに躍進していきたいと思っております。 是非皆様にも考えていただきたい。 命あるものとは、どういうことかを・・・・ DOGわん! 代表 赤木俊夫 |
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